君の名は希望

イケメンと美少女が好きな人のブログ

悲しみの忘れ方

「今さらどうすればいいか

誰か教えてくれよ

正しい答えじゃなくて

今 信じられることを」

ーやさしさとは





ななみんこと橋本奈々未ちゃんが、乃木坂46からの卒業と芸能界からの引退を発表した。

最初にこのニュースを見た時からずっと、「なんで?」「この発言は取り消せないの?」「今なら嘘って言っても間に合うんじゃない?」っていう思いは消えないし、今もまだ受け入れられてない。

そんな自分が嫌で、考えをまとめるためにブログを書きました。



私の乃木坂46への入り口は、ななみんだった。ネットでBAD BOYS Jのヒロインの画像を見て、なんて可愛い子がいるんだ!って衝撃を受けた、それがななみん。そんなななみんが気になってドラマを見たら、にこにこしてる可愛い女の子が一緒に出ていて、他のキャストもみんな可愛くて、乃木坂って可愛い女の子ばっかりなんだ!って感動した。このにこにこしてる可愛い女の子っていうのは、今推してる松村沙友理ちゃんのことです。

そこからガールズルールのMVを見て、他の曲を聴いたり過去の番組や当時やっていた番組を見たりして、乃木坂46を応援したいって強く思うようになり、今に至ります。



私が乃木坂を好きになったのは今書いたみたいに遅くて、6枚目シングルのガールズルールの時。その頃にはもうセンター は生駒ちゃんじゃなくて、まいやんでした。まいやんが真ん中にいて、両脇にさゆりちゃんとななみんがいる。いわゆる御三家のフロント。これが私の中での最初の乃木坂46

この御三家の組み合わせが私は大好きで、すごく華やかで奇跡のように思ってた。というか、今でもそう思ってる。

ずっとにこにこしていて可愛らしい松村沙友理、文句無しの美しさでそこにいるだけで人の目を引く白石麻衣、そして美人なんだけどどこか陰があるクールな橋本奈々未

見た目も中身も全然違う魅力的な3人が揃うことで、お互いの魅力を更に際立たせている。しかもこの3人、同じ歳なんだよね。ファンのひいき目ばりばりだけど、御三家が揃った時のパワーはアイドル界で1番だと思うし、今までもこれからも御三家を超える組み合わせってないと思う。



アイドルとしてはもう23歳、一般の女性としてはまだ23歳。

大好きなななみんがいつか卒業する時が来るっていうのは、ちゃんと理解してた。でも、理解することと受け入れることは私の中では全く別のこと。

ファンに卒業するの?って聞かれて怒ってたななみん。インタビューで、乃木坂以外で芸能活動をしてる自分が想像できないって言ってたななみん。

私はななみんの言動一つ一つを自分の都合の良いように解釈していて、卒業のサインには気づかないふりをしてた。まだ乃木坂46でいてくれるんだって信じることで、不安を隠してた。



さゆりちゃんの扱いが最近少しずつ良くなってきて、15thで福神、しかも2列目センターに選ばれた時に、あと2〜3枚待てばまた御三家がいるフロントが見られるんじゃないかなって期待してた。



乃木坂46を応援していく中で、私には夢がありました。

孤独兄弟のWセンター。

92年組の曲。

そして、御三家のフロント。


もう全部叶わない。ななみんが乃木坂どころか芸能界もやめちゃったら、卒業後もAKBにあっちゃんが戻ってきたみたいにいつかまたなんて、そんな希望も持てない。



乃木坂46で芸能活動を始めて、乃木坂46として芸能活動を辞める」っていうななみんの決断、凄く理解できる。ななみんらしい考えだなと思う。

でも、ななみんの芸能界を去るっていう決断を応援したくても、乃木坂46のななみんを応援してきたこの3年と数ヶ月が私をそう簡単には納得させてくれない。



私なりに精一杯乃木坂46を応援してきて、彼女たちの夢が叶う瞬間も沢山見てきた。

だけど、まだまだ乃木坂46は上り坂の途中にいるんだと思うし、そう思いたいっていう気持ちがある。

紅白には出られたけど、大きい会場でライブも出来るようになったけど、メンバーが言うように乃木坂の曲は恋愛で言うところの良い人止まりの曲ばかりで、誰もが知ってるような曲って無い。ポップすぎる曲が似合わない乃木坂だけど、そこが乃木坂らしくて良いところだけど、なんとなく次の目標は、そういうファンじゃない人も知ってるようなヒット曲を歌うことなのかなって思ってた。


でも、ななみんは一足先に1人でもうアイドルとしての上り坂の上まで行ってしまっていたみたいで。もっともっと色々な景色を一緒に見られたはずなのにって思うけど、それはファンのエゴなのかな。


グループとしてやり残したことがないってななみんは言ってたけど、私はファンとして後悔してることが沢山あるよ。

もっとライブや舞台を観に行けば良かった。ななみんの握手券も買っておけば良かった。もっと早く乃木坂46を好きになっていれば良かった。もっともっとって、言っても仕方のない後悔ばっかり出てくる。こういう気持ちはきっと誰もが持ってるだろうし、どんな応援の仕方をしてても尽きないんだと思う。だって、大好きなんだもん。



でも、サヨナラの意味とないものねだりを聴いて、サヨナラの意味のMVを観たら、少しだけ前に進めた気がした。


MVでなぁちゃんが紙飛行機を飛ばすシーンがあるけど、ななみんがお母さんからもらった手紙って、この紙飛行機みたいなものだったのかなって思った。ななみんが背負っていたものを0に戻すというか、ずっとななみんの胸にあった決心に近いものを形にするきっかけになったというか。卒業っていうのは特別なことじゃなくて、ななみんの中ではただの一つの区切りで自然なことだったんだなぁって。そう考えると、ちょっとだけ楽になった!ちょっとだけね!本当にちょっとだけ!笑


やっぱりどれだけ応援していてもアイドル本人の意思は変えられないし、ファンって無力だなぁっていう悲しさや寂しさは絶対に消えることはないよ。でも、本人らしい決断をしてくれたことで、ファンに見せてくれてたアイドルななみんとしての姿はちゃんと筋が通ってたものなんだなぁって改めて思わせてくれた。そこがななみんの凄いところだよね。



ってまあこんなに長々と書いたけど、本音を言うと、ただただ寂しいよーーー悲しいよーーー毎日泣いてる。卒業するなんて言わないでよ、ずっとずっと乃木坂46のななみんでいてよ。もっと歌って踊るななみんが見たいよ。クールなのによく笑うかわいいななみんをもっと見せてよ。あんなに美しいのに一般人に戻るなんて寂しいこと言わないでよ。もっとたくさんの思い出がほしいよ。ななみんを諦めるには思い出が多すぎるし、少なすぎるよ。



どうしたら受け入れられるんだろう。私が好きな乃木坂46って、応援してきた乃木坂46って、ななみんがいる乃木坂46なんだよ。ななみんが言ってた通りこれまでのななみんは映像には残るけど、残るからこそすごく寂しい。24歳のななみんも、25歳のななみんも、30歳のななみんも、根拠なんてないのにテレビや雑誌を見ればそこにいると思ってた。

ななみんを思い出の中だけの人にしたくないのに、ななみんはそうなることを望むんだね。ファンが待ち望んだセンターが卒業曲だなんて、最後までななみんらしいね笑



あとたった4ヶ月ぐらいで、ななみんのいない乃木坂46を応援する覚悟は出来るのかな。毎日泣いたら涙も枯れて笑って送り出せるようになるのかな。もうファンとしての自分の夢が叶わないことを受け入れられるのかな。今すごく辛いよ。本当にもう二度と会えなくなっちゃうの?



さゆりちゃんが1番大好きだけど、それと同時にまいやんとななみんって私にはとっても大切な存在で。ななみんのいないガールズルール、どんな顔して見たら良いんだろう。


そう思いながらサヨナラの意味のMVを見て、気付いた。ガールズルールの頃だったらきっと、なぁちゃんの役はまいやんがやってたよね。私が好きになった時の乃木坂46はもうここにはないんだって、3年かかってやっと分かったよ。


ビデオカメラを回すシーンだったり、衣装の色だったり、なんとなくガールズルールのMVと重なる部分があったけど、全然違う。2期生が入ってきて、何人もメンバーが卒業して、大きな舞台も経験して、ちゃんと時間を重ねた乃木坂46が今そこにある。


私はまだまだこれからも乃木坂46っていうグループを応援していきたいなって思うから。だから、今の乃木坂46を、ななみんの卒業を、受け入れる努力をしようと思う。ななみんが卒業するまで毎日泣くことになっても、またいつかこんなに悲しい日々が来ても、これが乃木坂46の歴史なんだってちゃんと受け入れたい。



今の私には、サヨナラの意味は分かりません。涙も止まりません。だけどこれまで応援してきた年月を無駄にしないように、ななみんが乃木坂46でいてくれる残りの期間も頑張って応援する。全部受け止める。私は、乃木坂46のファンでいることから逃げません。笑ってななみんを送り出すことが、目標です。



ななみん、乃木坂46に入ってくれてありがとう。ななみんに出会えて本当に良かったよ。大好き。







「決心のきっかけは 時間切れじゃなくて

考えたその上で 未来を信じること

後悔はしたくない 思ったそのまま

正解は分からない

たった一度の人生だ


決心のきっかけは 理屈ではなくて

いつだってこの胸の衝動から始まる

流されてしまうこと 抵抗しながら

生きるとは選択肢 たった一つを選ぶこと」

ーきっかけ